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偉い人や権威ある機関の「マーケティング定義」10コを解説してみた!

 
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久 野 高 司
強み・差別化の専門家。戦略マーケティング×キャリアコンサルタントの2軸視点で、10年通算・3000人の強み相談を実施。 難しすぎて「使えない」既存のマーケティング論の疑問を抱き、スモールビジネスの戦略論を5年以上研究し、みんなが「使える」マーケティング理論『戦略5原則』を考案。 ダントツに分かりやすいマーケティング解説サイトを目指し、10歳の子でも分かるように心掛けて日々発信してます。
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皆さん、こんにちは(^^) すべての人がマーケティングを使えるように、専門知識が不要な『みんなのマーケティング論』を研究・発信している ひさのです!今日もよろしくお願いします。

ひさの

 

今日は マーケティングという概念の定義についてのお話です。定義というのは、他の意味と区別できるように「明確な言葉」で定義することですね。しかしながら、現実には人や立場、学説によってマチマチで、統一された定義がないのでこんな記事を書きました。

 

ぶっちゃけた話、別にこんなこと知ってても知らなくても、売上アップやファン作りには直接的に関係ありません。そんな中で、この記事を読むメリットがあるとすれば、「なんか賢くなったゾ!」って少しばかりの勘違いができることくらいです。

 

それでも、興味あるよ!

 

って方は古今東西、色んなマーケティング定義を並べて、分かりやすい言葉で解説しているので、ご参考ください。はじまりはじまり~

 

コトラーの定義

 

まずは、マーケティングといえばこの人!というくらい有名なフィリップ・コトラーの定義から。

 

時代とともに変わっていく「マーケティングの概念」を研究し、具体的に分かりやすく説明していることなどから、 「マーケティングの神様」「近代マーケティングの父」と言われるアメリカのエライお方です。

 

日本でも数多くの翻訳書や解説書が出ているので、ご存じの方も多いはず!

 

そんなコトラーの定義は

マーケティングとは、個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズやウォンツを満たす社会的・管理的プロセスである。

 

・・・コレは最初からちょっと難しいですね。よくよく見てみると、コトラーさんは、 マーケティングについて4つの要素について言及しているように思えます。分解して僕なりの言葉に直してみましょう。

ひさの

ひさの訳
  • マーケティングの対象は、企業だけじゃなくて、個人や色んな団も含まれることですよ。
  • 製品そのものや、製品によって得られる価値を新たに創って、それを売り代金等と交換することですよ。
  • その活動を通じて、お客さんのニーズ(必要性)やウォンツ(欲求)を満たす活動ですよ。
  • そして、それは社会に向けた活動であり、自分たちで管理可能な活動のプロセス全体のことを言ってますよ!

 

みたいな感じでしょうか。

「ニーズ」や「ウォンツ」については、3つくらい解釈があって厄介なんですが、コトラーさんは「必要性」や「欲求」と捉えているので、このように訳しています。

 

ドラッカーの定義

 

続いて、ピーター・ドラッカーの定義です。

 

ドラッカーは、マネジメントという分野を初めて体系化した人で、「マネジメントの発明者」「マネジメントの父」と呼ばれており、マネジメントの人というイメージが強いかもしれません。

 

しかし、マーケティングの分野においても数多くの言葉や考えを残しており、コトラーをして 「マーケティングの祖父」と呼ばれているエライお方です。

 

そんなドラッカーの定義は

マーケティングの究極の目標は、セリング(売り込み)を不要にすることだ

 

これはシンプルですね。ドラッカーは、顧客を理解することの大切さを様々な著書で謳っています。その観点から以下の通り訳してみます。

ひさの

ひさの訳

マーケティングの究極の目標は、商品・サービスを知ったお客さんが、「これこれ、これが欲しかったんだ!」と言って、勝手に買ってくれる状態をつくることですよ。

 

・・・ということです。

コトラーの定義と比べると、マーケティングというものが対象とする範囲、活動の方策などは省いてしまっていますが、言いたいことはとてもシンプルですね。

 

レビットの定義

次はセオドア・レビットの定義について。(写真はご用意できませんんでした💦)

 

コトラーやドラッカーほど、有名な方ではありませんが、 『顧客が欲しいのはドリル(商品)ではなく、それによって開けられる穴(価値)だ!』という、とても有名な言葉を広めた方です。

 

実のところ、レビット本人が言った言葉という訳ではなく、別の人が使った表現をレビットが著書で紹介して広まったと言われています。作れば売れる時代に、顧客は商品を買っているのではなく、商品を通して価値を買っていると主張していたエライお方です。

 

そんなレビットの定義は

マーケティングとは、顧客の創造である

 

これまたシンプルですね。レビットはマーケテイング活動のプロセスではなく、マーケテイング活動の結果を見据えての定義ですね。

ひさの

ひさの訳

マーケティングというのは、新たな顧客(ファン)を創ることですよ。

 

・・・ということです。

「顧客」とざっくり書いていますが、これは「買ってくれれば誰でもOK」という意味ではなく、もっと深く価値を理解し、欲してくれる顧客・・・言い方を変えるなら 「ファン」をつくる事がマーケテイングですよ!ということです。

 

日本マーケティング協会の定義

公益社団法人日本マーケティング協会の定義です。

 

戦後の復興からようやく成長期に入ろうとする昭和32年10月、日本におけるマーケティングの進歩・発展をはかることを目的に創設された組織らしいです。マーケティングの重要性についていち早く着目し、啓発、調査研究、セミナーや国際交流事業などを実施している公益法人・・・らしいです。

 

実際にどんな活動しているのかよく知りませんが、きっと権威ある組織に違いないです!知らんけど(てきとう)

 

そんな日本マーケティング協会の定義は

マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。

 

言いたいことは分かるけど、やっぱりお堅いので勝手に訳しちゃいます。言い過ぎな気もしますが、言及しているのは5つもあります。

ひさの

ひさの訳
  • マーケティングの対象は企業だけじゃなく、他の組織も対象ですよ。
  • 日本国内だけの活動じゃなく、グローバルな視野に立ちましょうね。
  • お客さんを知り、自社を知ってもらう相互理解が必要ですよ。
  • 取引のルールを逸脱せずに、公正な競争を行いましょうね。
  • 市場を創っていくための総合的な活動ですよ!

 

・・・ということです。

「グローバル」とか「公正な競争」というの表現をわざわざ・・・・定義に入れている辺りが時代背景を感じますね。でも、お客さんを理解して、市場を創っていく総合的な活動という点は、コトラー、ドラッカー、レビットと共通している部分だと思いました。

 

米国マーケティング協会の定義

アメリカのマーケティング協会です!

 

日本のマーケティング協会のことも全然わからないのに、アメリカのマーケティング協会のことが分かるはずもなく、なんとなく凄い権威ある組織なんだろうなぁ・・・と推して知るほかありません。マーケティングという概念自体、アメリカ発ですからね。きっとすごい!(てきとう)

 

そんな米国マーケティング協会の定義は

マーケティングとは、組織と利害関係者にとって有益となるように、顧客にたいして価値を創造・伝達・提供し、顧客との関係性を管理したりするために行われる組織的な活動とその一連の過程である。

 

また、小難しいことを・・・。協会とかになると厳格さも求められるんでしょうかね?言及しているものは4つ。同じく、僕なりに訳してみます。

ひさの

ひさの訳
  • マーケティングとは組織と利害関係者が有益になることが必要ですよ
  • 顧客に対して価値を創り、伝達し、提供しましょうね
  • 顧客との信頼関係を管理するために行うものですよ
  • 組織的な活動であり、その一連のプロセスを指してますよ

 

・・・ということです。

こうやって比べていくと面白いですね。さすが権利社会・アメリカ!一組織だけが有益になるのではなく、事業活動に影響する利害関係者(例えば、仕入れ先・協業者)にも有益になることが必要と定義しています。

 

また、「価値の伝達」という文言が入っているのが印象的です。日本よりも、飛び交う情報が多く、その中で メッセージを伝えるということの重要性に重きを置いていたのかもしれません。考えてみれば、ライティング技術とかWebサイトの作り方なんかは、アチラからやってきたものがほとんどですからね。

 

グロービスの定義

 

お次は日本のグロービス経営大学院です。

 

『経営に関する「ヒト」・「カネ」・「チエ」を提供し、社会の創造と変革をサポートする』ことを謳っている日本の私学です。経営を体系的かつ実践的に学ぶMBAというプログラムを提供していて、東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・水戸・横浜にキャンパスがありますし、オンラインでも学べることで有名です。

 

2006年の開学以来、入学者数は伸び続け、2018年度の入学者数は825名となり、国内最大の経営大学院となっており、卒業生は3,000名を超え、各界のリーダーとして活躍をしている・・・らしいです。

 

そんなグロービスの定義は

顧客満足を軸に『売れる仕組み』を考える活動

 

とてもシンプルながら、深いなぁと勝手に関心しました。これも訳してみましょう。

ひさの

ひさの訳

お客様が満足する(価値を感じる)ことを軸に、売り込まずに売れる仕組みをつくることを考える活動

 

・・・という感じでしょうか。

マーケティングは、商品開発や価格設定、集客の設計を相互に組み合わせて「売れる仕組み」を作っていく活動です。その際に、基軸になるのは「お客様にとっての価値」なので、それを「軸に」とあえて表現している点が深みを感じました(僕だけか?💦)

 

さらに、「考える活動」というのも深みを感じました。 マーケティングとは行き当たりばったりではなく、戦略的である必要があります。戦略とは「考え方」そのものです。(戦術が「やり方」)

 

考えるといっても、机の上でうーーん!って考えるだけじゃなく、実際に試してその結果を検証するという広い意味の考えるという意味です。そうやって捉えると、考える活動というのは、常に改善していく活動であって、それを「顧客の満足」を軸にするというものなので、これはスゴイな…と!

 

短文ながらも深みのある素晴らしい定義だと感心しちゃいました。

 

大辞林の定義

 

「広辞苑」を超える辞典を目指してつくられた大辞林の定義も見ておきましょう。

 

大辞林の辞書としてのコンセプトは「現代」にこだわるというもので、「広辞苑」に載らない文化人やサブカルチャーの用語も多数収録しているそうです。変わり続けるマーケティング概念を調べるなら、「広辞苑」より「大辞林」の方が良いんじゃない?と思った次第です

 

そんな大辞林の定義は

消費者の求めている商品・サービスを調査し、供給する商品や販売活動の方法などを決定することで、生産者から消費者への流通を円滑にする活動。

 

少し長い定義ながら、さすがは万人に向けられた辞書という印象です。とても、分かりやすく丁寧に定義した印象。

ひさの

ひさの訳
  • 消費者(お客様)の求めている商品・サービス(価値)を調査
  • それをもとに、商品・サービスを開発して、販売する活動を決定
  • 商品・サービスの生産者からお客様までの(価値の)流通を円滑にする活動

 

・・・みたいな感じですね。

顧客ニーズ(お客様にとっての価値)のリサーチについて言及している定義です。グロービズと表現は違いますが、こちらも「決定することで」という一文が入っていることで、「考える」という要素を含んでいます。「流通を円滑する」という表現も、他にはない独特の表現ですね。

 

Wikipediaの定義

 

続いて、伝家の宝刀・困った時のWikipediaです。

 

Wikipedia自体の詳しい解説はいりませんね。みんなで作るインターネット辞典とでも言っておきましょうか。訪問者が規定内で記事を執筆したり、編集したりできる無料サービスです。

 

Wikipediaの定義は

マーケティング(英: marketing)とは、企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」の全てを表す概念である。

 

Wikiの良いところは、そこそこ堅い表現をもちつつ、表現の分かりやすさも担保している点でしょうか。もう訳いらんような気もしますが、念のため訳してみます。

ひさの

ひさの訳
  • マーケティングとは企業や非営利組織が行う活動
  • お客様が本当に求める(価値を感じる)ものを提供
  • サービスを作って、その情報を届けて、効果的に得られるようにする活動
  • その全てを表すもの

 

・・・ということです。

「集団」とか「他の組織」という表現ではなく「非営利組織」と言及している点が印象的ですね。また、「効果的に得られるように」という表現も、大辞林の「流通を円滑に」という表現に通ずるところがあります。

 

佐藤義典氏の定義

 

次はストラテジー&タクティクス社の佐藤義典氏の定義です。

 

直接的な面識はありませんが、僕が最も尊敬し、共感し、研究させていただいてるスゴイお方です。 戦略BASiCS理論やマインドフロー理論など、分かりやすい独自の戦略理論を次々と発表されている経営コンサルタントで数多くの著書も発表されています。

 

そんな佐藤義典先生の定義は

お客様に価値を提供してお金をいただくこと

 

超シンプルです。活動の方策やプロセスのことなど、全てそぎ落としてシンプルに表現していますね。さすがにここまでシンプルだと訳いらんでしょ。

ひさの

 

言葉の定義を行う理由は、他の意味と区別できるように「明確な言葉」で区別することで、コミュニケーションのすれ違いやロスを省くことにあります。これくらいシンプルな方がその点では、使いやすい定義なのかもしれませんね。

 

筆者の定義

 

最後です。本来こんなエライ方々や権威ある組織に並べるのも、おこがましいのですが僕のブログなんで気にせず並べちゃいます。

 

マーケティングの専門用語や難しい戦略知識がなくても理解し、実践できる日本一やさしいマーケティング理論の研究・構築・発信を行っている僕、ひさのです。

 

不安定で不確実なこれからの時代、専門家に頼るだけではなく1人1人がマーケティング思考を使い、強みを活かして活躍できるということに意義を感じ、活動しています。

 

そんな僕、ひさのの定義は

価値を提供して対価をいただく全ての事業活動

 

企業だけではなく、 地域だったり、学校だったり、個人だったり、価値を提供するすべてのものが対象だと考えています。「対価」という表現も、広いです。例えば、採用活動している場合には、求職者からもらう対価は料金ではなく「労働時間」だったりします。

 

マーケティングとは、どんな対象であれ、どんな対価であれ、価値を交換するために行うすべての活動を指すというのが僕の考えです。なので、採用や求職活動はもちろん、町おこしやイベント集客など、すべての価値交換に用いることができるものです。

 

よって、このような定義で数年やってます。

 

共通項(この記事のまとめ)

いかがでしたか?

 

人や立場、学説や機関によって様々だったことがお分かりいただけたと思います。継続的な関係性について言及していたり、価値交換のプロセス(商品つくって、伝えて、交換して・・・みたいな)について言及していたり、表現は様々でした。

 

 

それでも、 どの定義も本質的には同じようなことを言っているなぁ…という共通項もちゃんとあります。

 

それは

  • 顧客価値(お客様にとっての価値)が中心
  • 活動・プロセスのすべて

ということです。

 

マーケティングは、リサーチの方法や商品開発の方法、情報発信の方法に集客の方法など、断片的に語られがちです。しかし、見てきた通り、 断片的な活動をマーケティングと定義しているものは一つもなく、すべて「顧客価値に向けた全活動」だと定義していましたよね。

 

「マーケティングは、組織の中で「マーケティング部」みたいなチームだけがやるものじゃなく全社活動」ということです。

 

冒頭にお伝えした通り、こんな定義の違いを知っていても売上なんて上がりませんが、どの定義を採用するか?もしくは、自分達はどのように定義するかは共通で持っていた方が良いかと思います。

 

 

それでは、今日はこの辺で失礼します!

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久 野 高 司
強み・差別化の専門家。戦略マーケティング×キャリアコンサルタントの2軸視点で、10年通算・3000人の強み相談を実施。 難しすぎて「使えない」既存のマーケティング論の疑問を抱き、スモールビジネスの戦略論を5年以上研究し、みんなが「使える」マーケティング理論『戦略5原則』を考案。 ダントツに分かりやすいマーケティング解説サイトを目指し、10歳の子でも分かるように心掛けて日々発信してます。
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