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日本の中小企業がマーケティング戦略ができない根源的な課題&解決策

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マーケティングって、大企業や先進企業ばかりが取り入れて、個人・中小企業って、言うほど普及できてないよね。BUTAくんは、なんでだと思う?

Qちゃん

え~、急に難問来たな!え、なんやろ??
僕も興味あるし、やった方がええんやろうなぁ・・・って分かっちゃいるんやけど実際にはなんか出来てないよね~

BUTAくん

BUTAくんと同じように「分かっちゃいるけど」出来ないって中小企業はものすごく多いんだ。その「根源的な理由」について、今日は一緒に考えていこう!

Qちゃん

 

という訳で、マーケティング後進国と呼ばれる日本において、 特に中小企業がマーケティング戦略ができない理由!と、じゃあどうしたらう良いか?というテーマでお送りします。

 

マーケティング戦略に興味あるけど動けてない中小企業の経営者、マーケティングって実はよく分かってない中小企業のマネジメント層、戦略的に覇権をとってやる!!と息巻いてる方がこの記事を読むと、以下のようなメリットがありますよ(^^)

この記事を読むメリット
  • マーケティングを妨げる根源的課題が分かる
  • 分かった上でどうすれば良いかが分かる
  • リソースの問題がなんとかなりそう!と思える

 

大企業の場合

日本の企業がマーケティング戦略ができない根源的な課題

 

マーケティング戦略の考え方を活用できれば、自分より資本力もブランド力もある強いライバルに、押しつぶされることなく対等以上に戦うことができます。本来、 「小が大に勝つ」ための考え方が「戦略」であり、ビジネスに視点を移しても、それは同じなんです。

 

でも、実際はどうでしょうか?

皮肉なことに現状は、大企業や先進的な企業ばっかりマーケティングに勤しみ、個人事業主や中小零細企業といった小さな商売ではあまり活用されていません。

 

大企業は内部に「経営企画室」みたいなんつくって、MBAホルダーみたいな優秀な方たちを抱えたり、内部になけりゃ、〇〇総研みたいなマーケティング・コンサルティング会社に高いお金を払って、戦略をつくって日々実行しています。

 

あ、もし「戦略」って概念についてよー分からん!なんか情報よこせ!って人がいたら、仕事の成果を上げる戦略的思考とは?元USJ・森岡毅氏の書籍より解説という記事がとっても分かりやすいと思うので、良かったら併せてどうぞ~

 

 

小さな企業の場合

続けます。

 

一方で、僕らのような資金や人手、時間といった経営資源・リソースの少ない小さなビジネスでは、 「マーケティングの戦略が必要って分かっちゃいるけど余裕がない」というのが本音ではないでしょうか?

 

マーケティングが大事なことくらい、今どき高校生でも分かってます。

でも、できないんです。

 

なんで?

余裕がないから。

 

  • 専門の人材は社内に抱えられない
  • 専門家に高い顧問料払うのも現実的ではない
  • 自分で考えると言っても専門知識が多く時間がかかる
  • いやいや、その前に目の前の仕事を自分が片付けないと潰れる!

・・・みたいな感じです。

 

時間もないし、お金もない

(画像クリックで拡大表示、「戻る」で記事が再表示されます)マーケティングには時間もお金もかかる

 

少しややこいですが、上の図を左の「大企業」から順番に見てみてください。

 

内部に戦略部隊を持ったり、外部のコンサルを使える大企業や中堅企業とは違い、小さな商売になるほど、 マーケティングを先導きって行うべき経営者の時間は、かなり管理業務や実務にもっていかれてますよね。

 

営業もして、商品・サービス提供して、人事もして経理もしてなんだかんだ、かんだなんだして・・・。本当に余裕がないのです。

また、外部に委託しようにも「高い顧問料」に躊躇してしまうケースも超多いですよね。

 

要するに時間も、お金も余裕がない状態ということです。

 

根本的な問題はそこじゃない

マーケティング<発想を転換しよう>

 

でも、根源的な理由・課題は別のところにあります。

余裕がないからではなく、 余裕がないと使えないようなマーケティングしか選択肢にない!ということが問題の本質です。

 

それは2つに分かれていて

  • 大企業が使う複雑で難しいマーケティング
  •  専門性が深いテクニカルなマーケティング

・・・のいずれか!ということです。それぞれ解説します。

 

パターンⒶ 大企業のクソ難しい理論

マーケティングが必要だ!

よし、じゃあ勉強してやってみよう!

 

…と入門書を買ってきて開いてみると、こんなのがドンっ!と載ってるわけです。

 

 

ドンっ!!

世の中のマーケティング入門書はややこしい

 

マーケティングの「型」になっているので、ほとんどの入門書・実務書・研修セミナーでこんなのをベースにしています。

 

確かに間違いではないし、どれも意味のあることですが、実際これ見て出来そうですか??

もっと言うと、コレをがんばって売上アップするイメージが湧きますか?

 

こういった理論は正しいけど、大企業の経営企画室でMBAもってます!みたいな人たちが、これを専門の仕事にしてやっとこ使っているような理論です。正しいけど、使いこなすのが難しく現実的じゃありません。

 

パターンⒷ 最新のテクニカルな理論

ここ数年、マーケティングと調べると多くの場合・・・

 

これからはWebだ!

デジタルマーケティングだ!

 

・・・と、最新のマーケティング理論のすばらしさを謳う言葉が躍ります。

まるで、最新のマーケティングを取り入れなければ、商売が失敗してしまうかのように。

 

 

確かに、最新のマーケティング手法・ノウハウを知っている方が有利かもしれません。

でも、有利なのは基礎的なマーケティングの土台が出来ていて、その上で適切にマーケティング手法・ノウハウを使えている場合だけです。

 

最新のマーケティング理論・手法を知らなかったことが直接的な原因で、商売を失敗してしまった人なんかいません。

 

・・・ですが、

  • ターゲットを決めよう!
  • ニーズを把握しよう!
  • 差別化しよう!
  • 顧客目線で商品をつくろう!
  • 顧客心理にもとづいて集客設計しよう!

・・・という

時代・業種を問わず共通するマーケティングの基礎的な考え方(ルール・原理原則)を知らなければ、ほぼ商売は失敗します。

 

で、基礎的なマーケティング学ぼうと本を手にすると「パターンⒶ」に陥る・・・と。

 

中小企業のためのマーケティング論が必要

マーケティング概念を研究し、形作ってきた偉い先生、立派なコンサルタントと呼ばれる人たちの対象は、あくまでも「The 大企業」です。大企業のモデルでマーケティングの「型」が作られてきたのです。

 

先進的なWebマーケティング理論・デジタルマーケティングの手法は、日新月歩で進化&陳腐化していく底なしの専門性の深さがありますが、多くの場合、先進的なマーケティングを使わず、当たり前のことをアタリマエにやっていくだけで集客・売上・客層は充分UPできます。

 

忘れてはいけないのは・・・

パターンⒶにしてもⒷにしても、多くのマーケティングの書籍・セミナー・コンテンツは、最終的にはコンサルティング契約が欲しい!という意図で展開していることです。

(本当に必要な企業がコンサルティングを依頼するのは、ぜんぜん悪くないですが…)

 

そもそも、意識が低い、必要と思ってない場合は仕方ないにしても、これから自分たちで頑張っていこうぜ!!という時に、この選択肢しかないのはダメだなぁ・・・と思うんです。僕はね。

Qちゃん

 

中小企業のための戦略理論

でも、これじゃだめだ!どげんかせんとかん!ダメだダメだ!

・・・と文句を言ってるだけなのも面白くないので、ずっと考え、研究してきました。

 

このブログでは、専門家や大企業だけじゃなく誰でもマーケティングの基礎的な考え方が使えたら、日本はもっと豊かに楽しくなる!と信じて、情報を発信しつつ、個人や中小企業に基礎を普及するための活動をしています。(だから、みんなのマーケティング)

 

資本力やブランド力のない僕たち個人・中小企業向けに、マーケティングの基礎的な考え方・ルール・法則性・原理原則と言った内容を、誰でも分かりやすく実践できるように噛み砕いてお伝えしているので、役立てていただければ幸いです。

 

難しい戦略理論はイヤだけど、自分もマーケティングは大事だと思う!やってみたいと思う!って方は、戦略5原則は知識0でも「売れる強み」が作れるお手軽戦略フレームという記事で、無料でスグに使えて役立つ理論も解説しているので、興味があれば是非ご覧くださいね。

 

 

この記事のまとめ

なんか色々書いてしまったので、最後の要点をまとめておきます。

 

この記事で言いたかったことは・・・

  • 「戦略」とは小が大に勝つための考え方であり、中小も積極的に行うべき
  • でも、規模が小さくなるほど戦略にかける時間・資金はなく余裕がない
  • 大企業のマーケティング理論しかなく、あんなの使えっこない
  • 先進的な理論は使えりゃ有利だけど、基礎はもっと大事!
  • 中小企業の為の「使える」マーケティング理論が必要!

みたいな内容です。

 

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