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OODAループとは?PDCAとの違い・メリット・営業の事例を分かりやすく解説

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だれじゃ~~!
この計画立てたの!!
現場の状況を全然わかってないじゃないか!!

BUTAくん

ああ、その計画書、現場の状況無視で書いたんだろうね。
それじゃあ今日はそんな会社のために現場で実行できるOODAループっていうのを紹介しようか。

Qちゃん

 

そんなわけで、今回は最近よく聞くようになってきた「OODAループ」というビジネス用語について解説しました。よく似たとこで「PDCAサイクル」というものがありますが、その辺との比較も交えながら解説していきますね。

 

  • OODAループってようわからない
  • 単語は知ってるけど使い方がわからない人
  • 業務に問題があると思っていて改善方法を探している人

という方向けに書いていきます。

 

この記事を読むメリット
  • OODAループの基礎知識と勘所が分かる
  • PDCAとの違いが説明できるようになる
  • 仮説検証の速さが増して成果に繋がりやすくなる

 

OODAループとは?

 

OODAループというものについてサクっと紹介します。

つい「オオダ」って読みたくなるところですが、そこはグッと我慢して「ウーダ」ループと呼んでください。なんでかっていうと、開発者がそう名付けたからです(笑)

 

開発したのはアメリカ合衆国の戦闘機パイロットで、40秒ボイドといわれたジョン・ボイドさん。どんな人かというと、どんな危機的な状況でも40秒で立て直したというスゴイ人。

ほんまかいな?…と思っちゃうところですが、ほんまみたいです。

 

 

OODAループは 現場判断に重きを置いた仮説検証のサイクルで、

  • 観察 (Objectivate)
  • 仮説構築 (Orient)
  • 意思決定 (Decide)
  • 行動 (Act) … 繰返し

という、ものです。

 

なんのこっちゃ分からん人も多いと思うので、よく似た仮説検証サイクルの「PDCA」と比べながら解説を続けます。

 

よく似たPDCAサイクルとは?

 

OODAループによく似たものに、昔からよく使われいる有名な「PDCAサイクル」というものがあります。

 

PDCAサイクルとは

  • 計画 (Plan)
  • 実行 (Do)
  • 評価 (Check)
  • 改善 (Action) … 繰返し

の頭文字をとったものです。

 

こちらも 「仮説」を立てて「検証」して次に活かしていくという意味では、実はほとんど同じで、よくこの2つは比較されながら解説されます。(この記事然り)

 

OODAループとPDCAサイクルの違い

大きな違いはなんでしょうか?

 

PDCAの場合はどちらかといえば、工場など元々タスク・やることが決まっている【定型業務向け】で威力を発揮するものです。

OODAループはその逆で、戦闘機のパイロットのように「不確定要素」が多い業務の中で、威力を発揮します。

 

 

不確定な要素が多いということは、その場面に直面した「現場」が判断をするということになるので、PDCAよりもOODAループの方が高速で仮説検証が進むので、今の時代に合っていると言われています。

いちいち、上の判断を仰いでいたら遅くなっちゃうので。

 

どちらも一度、回転させて終わりじゃ意味なくて、何度も回転させ、精度を上げていくことが大切です。
では、もう少し具体的に「営業のTELアポ」を題材に考えてみましょう。

Qちゃん

 

営業のTELアポを改善する場合

例えば、TELアポとりの仕事の場合で活用すると上の図の通り。

 

 

●観察 (Objective)
近頃、アポ件数が減ってるなぁ…という状況の観察がスタート

仮説構築 (Orient)
営業のトークスクリプト(台本)がもう古いのかも…?という改善案の構築

意思決定 (Decide)
アポ件数を30%増やしたい!スクリプト作り直そう!という決定

 

行動 (Act)
もっと自社商品の強みが伝わるスクリプトに作り直して、再度TELアポしてみよう!という改善案の実行

 

みたいな感じです。

どうでしょうか? なんかこれって、アタリマエに感じませんか?別に普通の思考の流れなんですよね。

 

  • ①良くないことが起こっている
  • ②ここをかえたらいいかも?
  • ③じゃあこうしてみよう
  • ④実行

と日常的に業務でやって居ることだったりしますが、敢えてフレームワークにすることで目に見える化して効果的に使って行くことが可能になるんです。

 

OODAループ実践のPOINT

アタリマエな話ではありますが、本質的なことはいつでもそう見えるもんです。

そして、そういったアタリマエな話というのは、「考え方の考え方」を理解しておかないと、上手く使えなかったりするので、その辺もご紹介しておきましょう!

 

 

●観察 (Objective)

最も重要なのは、「事実」と「解釈」に分けて客観的に整理ということ。自分の思い込みではなく数値化などして客観的にどうなのか?というのを整理することが大事です。
そうしないと、改善したつもりが、改悪になってしまう可能性もあります。

個人的には「観察」というのは頭が働きにくいので、「問題提起」と考える方が良いと思っています。

仮説構築 (Orient)
上記の観察で得た情報から、過去の成功体験に囚われず、見直していくのがポイントです。市場が大きく動き続ける時代の中で過去の成功体験は場合によってはマイナスに働きます。
過去の過ちに気づく部分もありますし、むしろ当時は正しくても時間が経てば誤りになることも大いにありますので定期的なメンテナンスも必要です。

意思決定 (Decide)
意思決定で最も重要なことは『どうなりたいか』という、大きな方向性を共有しておくことです。
ここが違ってくると選ぶべき選択肢が変わってくるし、曖昧なままだと行くべき未来を見誤ることもあるので、あらかじめ経営者や部門のリーダーは方向性だけは示しておく必要があります。。

行動 (Act)
行動のポイントとしては、とにかく最速で実行!考えても実行しなければ意味がないので、まずはやってみましょう!
これで上手くいくかな?失敗しないかな?とあーだこーだ考えているうちに、戦闘機なら撃墜されちゃいますからね。最速命です!

 

 

最も重要なPOINTとして、とにかく何度もループさせることが重要です。
そんな1回2回のループで好転する事ばっかじゃないので、 やってみて違ったら次のループで修正を繰り返していくことが重要ということも覚えて帰ってください。

 

この記事のまとめ

OODAループはPDCAのような仮説検証サイクルでした。

OODAループは目の前の判断には適するが、大きな方向性を決めるには適しません。意思決定のポイントのところでもお伝えしましたが、どちらの方向に行くのか等の判断だけは、現場ではなく経営者や部門責任者がすべきです。次回の記事は、その辺りも図解しながら解説していきます。

 

事件は会議室で起きるてるんじゃない!
現場で起きているんだ!!!

BUTAくん

あおしまーーーーー!!!
って懐かしいなww
OODAループはまさにこんな悩みを持つ組織向けです。

Qちゃん

 

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