人によって定義や解釈の異なるマーケティングの定義。偉い人や権威ある機関はマーケティングをどのように定義しているのか?
このシリーズではそれぞれ比較しながら、マーケティングの本質に迫っていきます。第一弾はマーケティングの神様「フィリップ・コトラー」の定義から解説していきます。
以下のような方におすすめです。
- フィリップ・コトラーの本を読みたい
- マーケティングの定義をちゃんと知りたい
他の定義も一気にまとめてワ~~~って読みたい人はコチラをどうぞ
フィリップ・コトラーのマーケティング定義

こんな感じです。
コトラーの定義はパッ見、少し難しいのですが1つ1つ分解してみると、実はそれほど難しくありません。コトラーがマーケティングに対して言及しているのは以下の4つです。
- 個人と集団
- 製品及び価値の創造と交換
- ニーズやウォンツを満たす
- 社会的・管理的プロセス
では、一個ずつ見て行きましょう。
要素を分解して解説していきます

改めて、要素を分解していみるとこんな感じです。
では、見ていきましょう。
①個人と手段
1つ目。
これは簡単ですね。
マーケティングの対象は、企業だけじゃなくて、個人や色んな集団も含まれることですよ。
という宣言。
実際に、採用マーケティングや町おこしのマーケティングなど、その範囲・応用はすごい沢山です。
②製品及び価値の創造と交換
2つ目です。
製品そのものや、製品によって得られる価値を新たに創って、それを売り代金等と交換することですよ。という意味。
よくマーケティングでは「価値」を売る!という言い方がされているが、価値を入れる入れ物である「製品」も必要ということ。
広い意味で無形サービスも含まれます。
③ニーズやウォンツを満たす
3つ目です。
その活動を通じて、お客さんのニーズ(必要性)やウォンツ(欲求)を満たす活動ですよ。という意味。
ニーズというのは、必要だから欲しい!ウォンツというのは欲しいから欲しい!ということ。例えば、もう間もなく飢え死にする!っていう場合には、必要だから食べるという状況ではニーズ。
そうじゃなくて、他にも色々と選択肢があるなかで、美味しそうだから食べる!というのはウォンツ。
④社会的・管理的プロセス
4つ目。
それは社会に向けた活動であり、自分たちで管理可能な活動のプロセス全体のことを言ってますよ!ということ。
ここが一番の難関。
マーケティングというのは、お客様に向けられるもので通常、お客様というのは社会にいるので、内側じゃなくて外側(社会)に向けられたものだよ!ということ。
で、その活動全体のプロセスを管理することがマーケティング活動だよ!ということです。
この記事のまとめ
いかがでしたか?
定義を知ったところで直接的に役に立つ訳ではありませんが、興味あるよ!って方はマーケティングの神様と呼ばれるコトラーの定義を是非抑えておいてください。
更に詳しい解説は動画でどうぞ!!