マーケティング基礎力クイズ【問7】マーケティングの正しい定義とは?
Qちゃんです!
このシリーズではクイズ形式で、個人・中小企業の『マーケティングの基礎的な考え方』を分かりやすく、楽しく学べるように出題します(^^)
Qちゃん
Qちゃん、よろしくやで~(̂•͈Ꙫ•͈⑅)̂୭
今回もやさしく頼むで!次の問題は、どんなワクワク・ドキドキ・感動あり・ロマンスありの出題がくるか楽しみやで~
BUTAくん
問 題
はい。BUTAくんの期待に反して、そんな出題テクニック持っていないので普通にいきます。
今回は強い心で勇気をもって敢えて言います。「正しいマーケティングの定義」はこれだ!これは以下の偉人や権威ある組織のマーケティングの定義10コ分析した結果の出題です。ちょっと難しいです!
ではでは、7問目の問題です。
マーケティング界の偉人・賢人、権威ある機関は、様々な立場から「マーケティングの定義」を発表していますが、どの定義にも必ず含まれる2つの要素があります。それは次の①~⑤のうち、どれでしょう?
Qちゃん
① 顧客の価値を中心に考える活動
② 利益率を向上させる為の活動
③ 顧客に向けられた全ての事業活動
④ 売れる商品・サービスを作る活動
⑤ 高単価な商品を売るための活動
以下のA~Jの中から、正しい組み合わせのものを1つ選んでください。
- A ① ・ ②
- B ① ・ ③
- C ① ・ ➃
- D ① ・ ⑤
- E ② ・ ③
- F ➁ ・ ➃
- G ➁ ・ ⑤
- H ③ ・ ③
- K ③ ・ ⑤
- J ➃ ・ ⑤
「正解」は、この下です。
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正 解
B ① ・ ③
① 顧客の価値を中心に考える活動
③ 顧客に向けられた全ての事業活動
解 説
ワクワクもドキドキも感動もロマンスもないやん!おもんな~~~~~い!
難しいし、興味ないし、答え聞いてもピンと来ーへんし!噛むで?ガブって…
BUTAくん
ごめんごめん…。やっぱ難しかったよね~
でも、これは意外と大事で、情報の伝達間違いを減らしたり、効果的なマーケティングを行うのに「定義」は大事だから、解説も聞いてみてよ。
Qちゃん
世の中、マーケティングに関する記事・書籍・他コンテンツは膨大です。
でも、共通の立場から書いてる訳じゃないので、定義の理解が曖昧なまま情報を受け取ると、無用な混乱の原因になります。「正しい定義」を理解しておくと、「あぁ、、今はこの辺の話してるのね」と分かるのでオススメです。
2つの共通点
先ずは改めて・・・
世界の偉人や権威ある組織のマーケティングの定義10こを分析した結果から見つけた、2つの共通点から解説します。あ、解説はゼンゼン難しくないのでご安心ください。
1.顧客の価値を中心に考える活動
マーケティングは「お客様の立場になること」が基本原則です。
何がほしくて、ドコと比べて、予算は幾らで、何が決め手で購入するか決めるのは全部お客様なので、お客様にとっての価値を中心にマーケティングを考えることを否定する人はいないはず!!(しらんけど多分そう)
ふむふむ・・・。
ボクもこれは分かったで!Qちゃんのブログ読んでるからね!
もういっこは?
BUTAくん
2.顧客に向けられた全ての事業活動
問題はこっちです。
マーケティングはとかく「断片的に」語られがちなんです。リサーチだけ、商品開発だけ、PR・販売促進だけ・・・みたいな感じで限定的な部分の話が多いんです。
それぞれ、もちろん大事!
大事なんだけど、1個1個を見ても仕方なくて、そのすべての活動・プロセスが揃ってこそのマーケティングなんだよ!ってことです。マーケティングは全体最適で全社戦略が大事ということです。
あ・・・うん、それな。
いつもQちゃんが言うてるやつね。うん、知ってる知ってる。多分、知ってるけど、いつも聞いてるふりして寝てたから、もっかい説明してちょ。
BUTAくん
いつも寝てたのっ!?
ま、まぁ、いいか・・・。じゃあ、今度こそちゃんと聞いててね。あんまり難しくない話だから。
Qちゃん
コトラーの定義を分解
では、試しに・・・
分かりやすく冒頭の「ヒント」で出したコトラーの定義を使って『2つの共通点』を確認してみましょう。
『マーケティングとは、個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズやウォンツを満たす社会的・管理的プロセスである』
このままだと、表現が堅苦しくて、言いたいことがちっともスっと入ってこないので、分解して分かりやすい言葉に置き換えたQちゃん翻訳をしてみましょう。
Qちゃん
- マーケティングの対象は、企業だけじゃなくて、個人や色んな集団も含まれることですよ。
- 製品そのものや、製品によって得られる価値を新たに創って、それを売り代金等と交換することですよ。
- その活動を通じて、お客さんのニーズ(必要性)やウォンツ(欲求)を満たす活動ですよ。
- そして、それは社会に向けた活動であり、自分たちで管理可能な活動のプロセス全体のことを言ってますよ!
・・・みたいな感じ。
製品および価値の創造と交換を通じて ・・・というのが、『顧客の価値を中心に考える活動』にあたります。顧客にとっての価値が分からなければ、創造すべき「価値」もそのための手段も分かりませんからね。
ニーズやウォンツを満たす社会的・管理的プロセス ・・・というのが、『顧客に向けられた全ての事業活動』にあたります。ニーズ・ウォンツを満たす為にはリサーチしたり、商品作ったり、PR・販売促進したりすべての活動が一貫している必要があります。
納得いかない!という人もいるかもしれませんが、とりあえず雰囲気だけでも伝われば嬉しいです。・・・とは言え、少し大雑把すぎたので、もうちょいちゃんと知りたい人は、ドラッカーとか他の偉人やマーケティング協会の定義も併せて解説したこれが真のマーケティング定義だ!10個の定義から見つけた2つの本質という記事がオススメなので勝手にどうぞです。
Qちゃん
まとめ
そういったわけで、今回のクイズの解説はこの辺にして最後に総まとめしときます。
どの定義にも必ず含まれる2つの要素があります。それは次の①~⑤のうち、どれでしょう? という問題の解答としては・・・
① 顧客の価値を中心に考える活動
➝ 疑いようもなく、これは正解!
② 利益率を向上させる為の活動
➝ 必ずしも利益率向上だけじゃないので誤
③ 顧客に向けられた全ての事業活動
➝ 難しかったけど、実は正解!
④ 売れる商品・サービスを作る活動
➝ これもう正解にしたい!…けどもっと広いから誤
⑤ 高単価な商品を売るための活動
➝ 必ずしも高単価だけじゃないので誤
ということで、①と③が正解でした。
今回は「定義とか興味ねーっす」って人にはちょっぴり苦痛だったかもです。マジ、ごめんなさいませ。
でも、定義はどっかで1回やっとく必要があったので勘弁してね。次回はもっと興味持ってもらえる内容でいきます。お楽しみに♬
Qちゃん