すべての社会人が教養として学ぶべき「マーケティング基礎力」とは?
Qちゃんです! 難しい話キラーイ!って個人&中小企業に向けて、売れる仕組みの基礎=土台になる時代・業種を問わず不変的な「マーケティングの原理原則」を専門用語を使わずに、図解で日本一やさしく解説していきます!
Qちゃん
今日は、すべての社会人が教養として一度は学ぶべき思考法で、 あらゆる事業活動=マーケティング活動の土台になる『マーケティング基礎力』というものについて考えていきましょう。
この内容は、経営者や起業家だけじゃなく、すべての社会人に言える内容です。
直接、売上に関わってなさそうに見える事務職や開発・製作(製造)・技術系の人ももちろん含みます。むしろ、マーケティングは自分には関係ないかなぁ・・・とか!マーケティングは複雑で難しそうで苦手だなぁ・・・って思っている方に向けて書いていきます。
今日のテーマは、マーケティング・・・基礎力・・・ふむふむ。
よ~し、ちょっと小難しいから、今日はやめとくわ。
BUTAくん
いやいや、やめないで!! 小難しいこと言ってるように見えるけど、出来る仕事人は普通に持っているものを言語化しただけだから、難しくないよ💦
Qちゃん
という訳で、煩わしい専門用語などは一切使わずに、出来るだけ分かりやすくするので、良かったら最後までお付き合いください(^^)
- マーケティングとは何かが分かる
- マーケティングがどう役立つかが分かる
- マーケティングに対するイメージが変わる
そもそもマーケティングとは?
『マーケティング基礎力』の前に、そもそも『マーケティング』ってなんだろう?というところを合わせて置かないと、話が噛み合わずグダグダになってしまうので、少しだけ解説しときます。
Qちゃん
『マーケティング』というのは、様々な解釈が、様々な方向に伸びて、様々な進化を遂げている、非常にカオスな概念に仕上がっています。でも、実は 根っこの部分を見れば至ってシンプルです。
抑えるべきポイントはたった2つだけです。
- お客様にとっての価値が中心であること
- 事業活動・プロセスのすべてであること
→ 平たく言うなら、お客さんに喜んでもらう為に行う、すべての事業活動を指します。
マーケティング!!!・・・なんて横文字の言葉にするから、「トクベツなもの」と誤解してしまいがちですが、基礎的な考え方には特別な理論なんて全然なくて、日々買い物したり選んだりしているお客さんの目線に立ちかえればアタリマエのことばかりです。
基礎的な考え方に沿って、テクニカルにツールや広告媒体など使おうと思ったら、そっちの方に難しい理論や専門家しか使いこなせない領域があるだけで、今回のテーマである「基礎」は全然特別な理論でもなんでもありません。
何するにしても、お客さんに喜んでもらえるようにやるからには、全部マーケティング活動っちゅーことやね!
BUTAくん
そうそう!もっと言えば、直接的に売上に関わらない事務職でも同じだし、
Qちゃん
マーケティングが「特別なこと」じゃない!ということを動画で分かりやすく解説したものがあるので、ご興味があればついでにどうぞ。(もちろんスルーしてもOK)
※再生速度を変えたい場合はコチラ参照
全てのマーケティングの基礎
では、ここからは本日のテーマである『マーケティング基礎力』というのは何なのか?これも続いて考えていきましょう。
Qちゃん
でもその前に、まずは世の中には、本当に本当にたくさんの『〇〇マーケティング』という言葉が存在することを共有しときます。(いっぱいあるんだぁ…くらいに思って貰えればOKです。覚える必要はありません)
- ステルスマーケティング
- マーケティングオートメーション
- バイラルマーケティング
- ダイレクトマーケティング
- ウェブマーケティング
- ニューロマーケティング
- 1to1マーケティング
- マスマーケティング
- コンテンツマーケティング
- インフルエンサーマーケティング
- ペルソナマーケティング
- ワクワク系マーケティング
- Youtubeマーケティング
- ローカルマーケティング
- グローバルマーケティング
- データドリブンマーケティング
はい・・・キリがありません💧
本当に本当にいっぱいあるんですが、どれも先程お伝えした通り、お客様にとっての価値を中心に考えるための思考法だったり、営業・販売や情報発信・集客の活動だったりの名称です。
で、ここで言う『マーケティング基礎力』というのは、時代、業種、地域、規模を問わず共通していて不変的なマーケティングの基礎的な考え方のことを指しています。
マーケティング基礎力の中身
では、マーケティング基礎力の構造というか、その中身をもう少し分解してみていきたいと思います。つまり、何を理解していれば良いかって話です。
ご覧いただいた通り、様々なマーケティング理論がありますが、それらの基礎=土台になる部分、理解が必要な要素は大きく3つあります。(先程の動画で詳しく解説しています)
①お客様から選ばれる理由
戦略とかコンセプトとかUSPとか言われる部分です。(言葉自体はスルーでOK)
お客様は要るものは要るし、要らないものは要りません。要るものだとしても、自分以外の誰かが似たような商品・サービスを提供している中で「あなたから買いたい!」と思ってもらえる決め手・理由がなければ、どんな事業活動も成果はイマイチです。
人によって選ぶ理由は様々なので、どんな人の、どんな課題解決の際に、どうすれば選ばれるか?を考えていく必要があります。コレを考えることができれば、プレゼン提案・資料作成、広告運用、商品開発、採用、人事評価、、、もっと言えば人間関係やら何やらに役立てることが出来ます。
②信頼されるコンテンツ
2つ目は商品・サービスといったコンテンツの設計・作り方です。
選ばれる理由だけ漠然とあっても、それをお客様が買ったり使ったりできなければ意味がありません。ちなみに、ここで言うお客様は前述のとおり、ガチのお客さんだけじゃなくて自分が価値を提供する相手全部です。(従業員なら雇ってる会社と価値交換しているってこと)
商品・サービスを作る際には、ただ作れば良い!!ってことではなく、お客様から信頼される商品設計のルールがあります。これも、自分がお客さんの時にはアタリマエなのに、忘れてしまいがちなポイントだったりします。
この考え方が分かれば「売り込まずに利益最大化」と言うことが出来ます。直接、売上に関わらない人でも、商品を開発したり、新技術を開発する際に参考になります。事務職でも業務のオペレーションの中で意識できているか等で、社内での評価も変わってくることでしょう。
③どう価値を伝えるか?
最後は、選ばれる理由のこもった素晴らしい商品でも、お客様が知らなければ買えないので知って、買って、使って、ファンになってもらうための情報の伝え方や集客の考え方です。
これも同様に、ある法則性・ルールがあるので適当にやっちゃいけません。お客様の心の流れに沿った手を打っていく必要があります。先ほど、列挙した〇〇マーケティングのほとんどは、この3つ目の「伝え方」に関するマーケティングのテクニックだったりします。
この考え方が分かると、集客の課題をピンポイントで見つけて、情報発信や広告宣伝のコスト・手間を大幅に抑えることができます。
あらゆる事業活動の基礎
以上の3つは、どのような事業活動(担当部署)になっても、必ずそのどこかの領域の役割を担います。
つまり、実際にマーケティング部や経営者としてマーケティング業務に携わるにせよしないにせよ、教養として知っておいて損はないですし、必ず役に立ちます。
ゼロから考えることができなくても、理解できる方が良い基礎力として身に着けておいた方が良い考え方でしょう。
Qちゃん
この記事のまとめ
いかがでしたか?
本日のマーケティング基礎力についてまとめると・・・
- 営業・販売・広告・集客などあらゆる活動がマーケティング
- あらゆる〇〇マーケティングがあるけど、根っこはすべて同じ
- その土台になる基礎部分は以下の3つの要素から成り立っている
- お客様は誰か?期待・ニーズは何か?差別化できる強みは何か?
・・・みたいな感じです。
どんな商売にもお客様がいて、そのお客様の期待以上の価値を創っていく必要があります。だからこそ、関わるすべての人がマーケティング基礎力をもって仕事をしていけば、より高い価値を創っていくことに役立ちます。
できる仕事人は、 特定の誰かの、期待を正確に掴み、強みを発揮して価値を提供しているから出来る仕事人なんですね。
ということで次回は、このマーケティング基礎力がキャリア形成にも役に立つということを解説していきたいと思います。
Qちゃん