顧客はドリルではなく穴が欲しい!レビットのマーケティング定義を解説

マーケティング講師のQちゃんです!プロが使う難しい理論よりも、誰もが使える基礎を超分かりやすく!って趣旨で、マーケティングの教養や基礎的な考え方を図解化して、専門用語を使わず、分かりやすさ重視で発信してます!
Qちゃん
人によって定義や解釈の異なるマーケティングの定義。偉い人や権威ある機関はマーケティングをどのように定義しているのか?
このシリーズではそれぞれ比較しながら、マーケティングの本質に迫っていきます。第三弾はマーケティングに大きな影響を与えたコトラーと並ぶ巨匠の1人。「セオドア・レビット」の定義です。
以下のような方におすすめです。
- レビットのマーケティングが気になる
- マーケティングの定義をちゃんと知りたい
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セオドア・レビットの定義
レビットの定義もドラッカーのマーケティング定義と同じくらいシンプルです。顧客をつくることとありますが、これは単にお客様を増やそうということではなく、自分の強みが活きて価値を評価してくれる「ファン」を増やそう!というお客様を選ぶことに対して定義を向けています。
■ レビットってどんな人
セオドア・レビットは、コトラーやドラッカーに比べて日本ではそこまで有名じゃないかもしれません。「企業の最も重要な資産は顧客である」という有名な言葉を残しています。日本でも「火事があったら顧客台帳を持って逃げろ!」という言葉がありますが、繋がりの深いお客様を重視する考え方は同じですね。
マーケティングは販売戦略の1つではなく、すべての事業プロセスを通して「顧客を創造」していく活動であり経営そのものであるという定義をしたセオドア・レビット。作れば売れる時代に、顧客との関係性や顧客にとっての価値の重要性を喝破し、「顧客が欲しいのは、ドリルではなく穴である」という有名な格言を広めた方でもあります。