マーケティング基礎力クイズ【問8】マーケが一生不要になる4つの無敵条件とは?
Qちゃんです!
このシリーズではクイズ形式で、個人・中小企業の『マーケティングの基礎的な考え方』を分かりやすく、楽しく学べるように出題します(^^)
Qちゃん
Qちゃん、よろしくやで~(̂•͈Ꙫ•͈⑅)̂୭
前回、難しくて半泣きやった割に、聞いても最終的に「あ、そう…。」みたいな内容で興味なさすぎて死ぬかと思ったわ!今日こそ楽しく役立つ内容、期待してんで!マジで!!
BUTAくん
問 題
BUTAくんのように、前回はしんどかった人もいたかもですが今回はもう少し楽ちんなクイズにします。
今回は「今後、マーケティングなんて考えたりしなくても、ドンドン売れるムテキ状態になる為の4つの条件」という出題です(笑)
8問目の問題です。
(あり得る・あり得ないは一旦、置いといて…)次の①~⑤のうち、「マーケティング活動を今後一切やんなくても、勝手に売れていく状態」になる為の条件に必要なものは、どれでしょう?
Qちゃん
① 明確な強いニーズがある
② ニーズを満たす商品がある
③ 競合がいない独占状態がある
④ そこそこ速いネット環境がある
⑤ ずっと変わらない市場環境がある
以下のA~Fの中から、正しい組み合わせのものを1つ選んでください。
- A すべて必要
- B ① 以外すべて必要
- C ② 以外すべて必要
- D ③ 以外すべて必要
- E ④ 以外すべて必要
- F ⑤ 以外すべて必要
- G いや、無理だろっ!
「正解」は、この下です。
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正 解
E ④ 以外すべて必要
※④ そこそこ速いネット環境がある・・・は別にどっちでもいい
解 説
え~~~、ネット環境いらんの?
これからは「でじたる」の時代やで?ホンマいらんの?なくてええの?Amazon便利やで?PRIMEの王様ランキングおもろいねんで?
BUTAくん
途中から「売れる・売れない」関係なくなってるよ、BUTAくん。
ネット環境は事業の形態によっては、当然いるけど「必須」ではないので不正解だね。
Qちゃん
出来るか、出来ないか・・・
あり得るか、あり得ないか・・・
は一旦置いておいて、マーケティング活動を今後一切しなくても、売れ続ける状態というのを考えてみましょう。
① 明確な強いニーズがある
これは簡単ですね。
でも、意外と深い意味があるので、2つばかしポイントを解説しやす。
■ 明確であること
明確なニーズというのは「顕在化」していてお客さん自身が、自分のニーズに気付いている!という状態です。
で、その反対は「潜在的」なニーズで、お客さん自身がまだ気付いていないニーズです。気付いていないので気付かせる為のマーケティング活動が必要になります。なので、今回は潜在ニーズだと条件がそろわずNGです。
■ 強いニーズであること
ニーズには「絶対欲しい!超欲しい!」と思う強いニーズと、「まぁ欲しい。きっと欲しい…かも」くらいの弱いニーズがあります。
世の中には、売りやすいものと売りにくいものが明確に存在します。弱いニーズの商材を売ろうと思った場合には、やっぱりマーケティング活動が必要になります。なので、強いニーズじゃなければ、今回はNGです(笑)
なるほど、分解すると分かりやすいな!お客さんが気付いていて、めっちゃ欲しい!って思ってるニーズが大事なんやね。
BUTAくん
そうそう。
気付いていない、弱いニーズを反転させるマーケティング活動もあるけど、それはまたいつか出題するよ。
Qちゃん
② ニーズを満たす商品がある
これも簡単ですね。
もう解説いらないくらい簡単!なので次いきます。
サボんなや!
でも、わかる!お客さんが気付いてる強いニーズあっても、それに対応する商品なかったら売れへんわな、そりゃ。
そういうことやろ?
BUTAくん
さすが、BUTAくん!
その通りだよ!
じゃ、サクサク続けていこう!
Qちゃん
③ 競合がいない独占状態がある
次は競合。ライバルのことです。
これまた意外と深いので、また2つほどポイントを解説します。
■ 競合はお客さん目線で!
多くの場合、競合(ライバル)を考える時には、業種が同じ「直接的な競合」だったり、商品カテゴリが同じ「間接的な競合」で考えがちです。でも、これがちゃいます。
マーケティングはお客様目線で考えることなので、競合もお客様が大事。お客さんから見た競合というのは、何かの価値を得たい時に、その人が思い浮かべる選択肢です。なので、上図のように「買わない」「自分でやる」というのも競合になります。
■ 競合は別にいてもいい
買わない!ということも競合するなら、実質的に「競合ゼロ」ということは滅多にありません(なくはない…)
もちろん、独占状態なのが最強なんですが、上図のように「自分より強い競合がいない」という条件でもOKです。
ふむむむ…八百屋さんは他にないから独占状態やと思ったのに!
僕の八百屋からじゃなく、自分で玉ねぎ育てて収穫する!というのが競合ってことやね?あ、近くにスーパーもあったわ。全然ダメやん。
BUTAくん
最近だと、Amazonでも野菜買えるから、単に「野菜を売る」だけなら、Amazonも競合しちゃうね💦
Qちゃん
④ そこそこ速いネット環境がある
これはさっき言った通り。
いかにAmazonプライムが面白かろうが、「売れる・売れない」の観点だと、必ずしも必要な訳ではないから、今回のクイズの回答としてはNGってことね。
しょぼ~~ん。
王様ランキングのアニメ、おもしろいのに・・・
BUTAくん
⑤ ずっと変わらない市場環境がある
最後、これが今回の主題の一番のポイント。
① 明確な強いニーズがあって・・・
② ニーズを満たす商品があって・・・
③ 競合がいない独占状態があっても・・・
市場環境が変わってしまえば、売れるものが売れなくなったりします。
今は、時流にのって特にマーケティング活動しなくてもガンガン売れている!ということがあるかもしれませんが、やっぱり経済・社会・文化・法律・技術革新など環境変化だったり、それに伴って競合だったり、お客様のニーズ自体も変化し続けます。しかもモーレツな勢いで。
一応、図解にしとくと、こんな感じ👇
3つの条件までは揃うことは珍しくありません。
でも、この4つ目の条件「ず~~~~~っと変わらない市場環境✨」がなければ、やっぱり厳しいわけです。
え・・・・じゃあ「詰み」やん。
ニーズあって、商品あって、独占してても、市場変わって売れへんくなる!ってことやろ?
あ、なんも変わらんくて、おいしい市場知ってるとか?
BUTAくん
変わらない市場か・・・
うん、ないね👍✨
どんな市場でも絶対変わるから!
Qちゃん
おい!!
やっぱ詰んどるやんけ!!!
ムテキ状態になれるかと思って真剣に読んでたのに・・・!
BUTAくん
まとめ
そういったわけで、
もしかしたら
① 明確な強いニーズがあって・・・
② ニーズを満たす商品があって・・・
③ 競合がいない独占状態がある!!
・・・という3つの条件までそろって、「マーケティングなんて考えたりしなくても、ドンドン売れて笑いが止まらないムテキ状態」というのは起こりえます。短期的には。
でも、『⑤ ずっと変わらない市場環境』なんて、基本的にはないので逆説的に、マーケティングが今後一切、不要になる状態なんて基本的にはありません(笑)
でももしも、僕が知らない市場で
① 明確な強いニーズがある
② ニーズを満たす商品がある
③ 競合がいない独占状態がある
⑤ ずっと変わらない市場環境がある
の4つ全ての条件がそろったなら、その時はラクして末永くお幸せに!!!
残念ながら、そうじゃない人たちは、今後もやんわりマーケティング勉強して実践し、マーケティング活動しながら末永く幸せになりましょう!
今回は正解できましたか?
10問目までは本質というか前提的な内容をクイズにしています。11問目からは実戦寄りの話も出てくるので引き続き楽しんで読み進めてくださいね~。では、9問目もお楽しみに♬
Qちゃん